この記事で紹介するサイクリングは「とびしま海道」。
「裏しまなみ海道」とも呼ばれ、しまなみ海道の西側・安芸灘諸島の島々と、本州側・広島県呉市を結ぶ海道です。
とびしま海道は、
- 少ない交通量
- ひたすら海沿いを走るルート
- 30km程度と走りやすい距離
と、絶景が続くすてきな環境!
愛媛県の岡村島から島々を渡って、広島県の安芸灘大橋までを走ります!
とびしま海道ってどこにあるの?
とびしま海道は、広島県呉市の南側にあり、愛媛県今治市・しまなみ海道大三島の西側にある海道です。
呉市の安芸灘大橋から岡村島までを結びます。
どこを走っても海沿いなのが特徴で、島の北側と南側の好きなコースを選ぶことができます。
広島県側は安芸灘大橋から渡れますが、愛媛県側はフェリーで渡るしかありません。
岡村島や大崎下島からの航路が乗りやすいです。
関連記事>>>とびしま海道サイクリングのアクセスを解説!呉・今治からの橋やフェリーでの行きかた
岡村島からとびしま海道スタート
岡村港
今治からフェリーで1時間、岡村港に到着!
ここからがとびしま海道です。
いきなり良い景色ー!
とびしま海道は、比較的小さい島が続きます。
岡村島からは、大崎下島までの3つの橋と4つの島を一望できます。
岡村大橋|瀬戸内海のど真ん中に本州と四国の県境
最初に渡る岡村大橋には、愛媛県と広島県の県境があります。
四国と本州の県境を、瀬戸内海の真ん中で見るとは不思議な感じ。
岡村島を抜けると、
- 岡村大橋
- 中ノ島
- 中の瀬戸大橋
- 平羅島
- 平羅橋
- 大崎下島
小さい島と橋を短時間で進みます。
見どころいっぱい!大崎下島
立ち寄りポイントが多い、大崎下島。
御手洗地区
途中、御手洗(みたらい)に寄り道。
江戸から明治、大正昭和初期までに建てられた歴史的建造物が多く残っている「重要伝統的建造物群保存地区」です。
海沿いの道から離れて、細い路地を入らなければなりません。
気づかずに通り過ぎてしまうかも。
みかんといえば愛媛!なイメージがありますよね。
ところが、じつは広島のみかんも甘くておいしいんですよ!本当に!
大崎下島で外せないのは、「山清青果」さんのみかんジュース。
甘くて濃くて、ほてった身体に染み渡ります。
→山清青果の紹介記事はこちら(閉業)
豊浜大橋を渡り、豊島に入ります。
静かな海と景色がとびしま海道の魅力
とびしま海道の特徴は、ずっと海のそばを走ること。
静かな海と島々の景色に包まれて、のんびりと走ることができます。
上蒲刈島でランチ|とびしま海道グルメなら「かつら亭」
豊島大橋を渡り、上蒲刈島。
上蒲刈島の南側は高低差があります。
豊島大橋を渡ったらすぐに、または大浦トンネルを過ぎた先で、島の北側の道を進んだほうがラク。
お昼ごはんは「かつら亭 蒲刈本店」。
店内に大きな生簀があり、新鮮なお魚をいただけます!
下蒲刈島|安芸灘大橋を渡って本州へ
蒲刈大橋を渡り、とびしま海道最後の島、下蒲刈島に上陸。
穏やかで綺麗な海、道を走るのは自分だけという、ぜいたくな時間です。
蒲刈大橋のふもとは、歴史がある開けた街。
「食事処 麒麟(きりん)」でのお昼ごはんも美味しいです。
そして最後の橋!
とびしま海道と呉を結ぶ、安芸灘大橋です。
ここには、とびしま海道にただ一つの信号があります。
とびしま海道のゴールは安芸川尻駅
青い空、青い海、ブルーラインに青い橋と、目に映る景色は青だらけ!
安芸川尻駅にゴール!
とびしま海道の概要と感想
距離と高低差、特徴
- 7つの島と橋を渡り、愛媛県の岡村島から広島県・呉の安芸灘大橋を結ぶ海道。
- 誰が呼んだか、別名「裏しまなみ」。
- 岡村港から安芸灘大橋までのブルーライン(サイクリング推奨ルート)は約31km。
- 交通量は少なく、信号機は1つだけ。ずっと海沿い。
- 高低差も少なくて、すごく走りやすい!ただし、上蒲刈島の南側は高低差があります。北側を推奨
短いけど、そこが良い!
岡村港から安芸灘大橋まで、とびしま海道は片道30kmほど。
しかも交通量が少なく、道もずっと広いんですよ。
すれ違う自動車も少なく、サイクリストももっと少なく、ほとんどの時間を一人でノンビリと走っていました。
個人的には、しまなみ海道以上に走りやすい海道だと思っています。
とびしま海道サイクリング、走破です!
あー楽しかった!
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