
琵琶湖一周サイクリング、通称ビワイチ。
ロードバイクを趣味にすると、自転車乗りが走りたいコースとして挙がる、サイクリングの名所です。
自転車で琵琶湖を1周、走る距離は約200kmなんて、ハードルが高く、尻込みしてしまう長距離ですよね。
ですが実は、琵琶湖畔はアップダウンもなく、道に迷うこともなく、難易度は低いんです。
もっと早く来れば良かった!
- 高低差は少ない
- 青いルート案内の矢印が整備
- ほとんどが自転車・歩行者専用道や広い道路で快適
- フルビワイチ193kmは負担が大きい。北湖150kmビワイチを、1泊してサイクリングするのが良い感じ
関連記事>>>ルートや所要時間は?ビワイチ初心者にポイントを解説!
自転車で琵琶湖一周サイクリング ビワイチルートログと高低表
ビワイチのルートをGoogle Mapで見る(別画面で表示)

北部の一部以外はほとんど平坦
琵琶湖は堅田と守山を結ぶ琵琶湖大橋で、北湖と南湖に分かれています。
一般に「ビワイチ」というと、琵琶湖大橋を渡っての北湖一周を指すことも多く、この場合のビワイチの走行距離は150km。
北湖に加えて、南湖50kmを含めた琵琶湖の外周全部を走る場合は、193kmの「フルビワイチ」とも呼ばれます。
琵琶湖一周ビワイチ スタートは石山駅から
JRで輪行して、降りる駅は石山駅。
琵琶湖畔に近く、大阪方面から電車でのアクセスもしやすい駅として選びました。
石山駅の近くには「瀬田の唐橋」があり、ここが「ぐるっとびわ湖サイクルライン」の起終点。
ビワイチのスタートには、うってつけのポイントです。
琵琶湖の東岸はアップダウンなし!一気に長浜まで走ります
自転車・歩行者専用道「さざなみ街道」
瀬田の唐橋をわたると、しばらくは一般道路沿い。
自転車のための青い矢印があり、安心して走れます。
すぐに琵琶湖沿いの湖岸道路「さざなみ街道」に入ります。
ここから米原・長浜を超えて木之本の手前までは、70kmものあいだ、ずーーーっと平坦な広い道!
車道と区切られた自転車・歩行者専用道なので、道に迷うこともなく、快適に進めます。
走りなれた方にとっては、「何もなくてヒマ」という人も…僕にはすごく楽しい道なのですが。
守山‐長浜 「サイクリストの聖地」記念碑
琵琶湖大橋を過ぎ、琵琶湖マリオットホテルから長浜までは、以前に走ったことがあるルート。
最近、びわ湖マリオットホテルの向かいには「サイクリストの聖地」なる不思議な記念碑が設置されました。
関連記事>>>【琵琶湖サイクリストの聖地碑】|ビワイチ定番写真スポット
長浜を越えるまでの70kmはずっと走りやすい道が続くので、この記事では一気に進みましょう。
山が近い 長浜‐木ノ本‐マキノ‐近江塩津
長浜を超えると、山が近く見え始めます
長浜を過ぎると、山の景色が近づきます。
それでも、ルートを示す青い矢印はしっかりと整備されており、道に迷う心配もなく、安心して進むことができます。
木之本で寄り道。つるやパン
木之本で少し寄り道して、おやつにします。
木ノ本駅近くの有名なパン屋さん、「つるやパン」。
名物の「サラダパン」は、コッペパンの中に、なんとたくあんとマヨネーズ!
丸い食パンに魚肉ハムとマヨネーズだけの、シンプルな「サンドウィッチ」も外せません。
関連記事>>>サラダパンの【つるやパン】|琵琶湖の有名パン屋さん
湖北のトンネルを抜けると、ビワイチの最高地点
木之本を過ぎると、永原に向かう湖北には、ビワイチ唯一の山があります。
(といっても、最高標高地点は150m。それほど険しい山道ではありません。)
旧道の坂道を上り、山を越えます。(繰り返しますが、険しくはないです)
ただ、トンネル(賤ヶ嶽隧道(しずがたけずいどう))が暗くて長くて怖かった!!!
出口が見えているはずなのに、小さいライトでは光量が足りず、闇に包まれるんですよ…
トンネルを抜けた場所が、絶景のビワイチ最高地点です!
山を越えたあとは、ふたたび、走りやすい平地に戻ります。
青い矢印に導かれ、ペダルを回します。
ビワイチで見たい景色!マキノのメタセコイヤ並木
永原を過ぎ、春には湖畔沿いに桜のトンネルが名所となる、梅津大崎。
梅津大崎を進んだ先にある、マキノで寄り道します。
ルートからは少し外れてしまいますが、ぜひとも寄りたい名所が、マキノの「メタセコイヤ並木」です。
この景色が見たかったんです!
関連記事>>>琵琶湖【マキノのメタセコイア並木】|ビワイチ途中の有名写真スポット
近江今津「今津サンブリッジホテル」で一泊
一日目の夜は、サイクリストに嬉しいホテル「今津サンブリッジホテル」に宿泊。
この「今津サンブリッジホテル」さん、なんと室内にまでロードバイクを持ち込むことが可能なんです。
愛車と一緒に眠れる、安心と幸せ!
関連記事>>>部屋まで自転車持ち込みOK!ビワイチにおすすめ「今津サンブリッジホテル」
再び石山を目指して、湖西を進みます
近江塩津-高島-堅田
近江塩津からも、快適な湖畔沿いの道。
並行してバイパスと国道が通っているため、湖畔沿いのビワイチルートは静寂そのものです。
湖東よりも湖西のほうが、のどかで雄大な自然の景色を見ながら走れます。
気持ちいいー!
近江高島でバイパス・国道と合流すると、ぐっと交通量が増えるので、ここは要注意!
北小松からは、「びわ湖レイクサイド自転車道」が始まり、ふたたび走りやすい専用道に。
ついに、堅田まで来ました!琵琶湖大橋!
いよいよゴール!堅田-石山・瀬田
琵琶湖大橋を過ぎると、一般道を走ることになります。
特に浜大津は都会の大通りですので、この区間は交通量も多く、走行に気を使いました。
これが、ビワイチは琵琶湖大橋を渡る北湖一周をおすすめするという理由です。
そして、ゴール!
琵琶湖を一周して、再び、石山・瀬田の唐橋に到着!
琵琶湖一周ビワイチを走ってみた感想
ガイドブックで事前情報は調べていきましたが、やはり初めてのチャレンジはドキドキするものですね。
いざビワイチを走ってみての感想は、「すごく楽しかった!」です。
「いやいや、一泊しても、150kmなんて長すぎるよ!」という方も大丈夫。
琵琶湖の周りにはJRの琵琶湖線(東側)と湖西線(西側)が走っていますので、疲れたらすぐにエスケープができるんですよ。
一周にこだわらなくても、一区間だけを楽しむこともできますので、ロードバイクの初心者にもおすすめです。
これにて、ビワイチサイクリング、走破です!
あー楽しかった!