瀬戸内海に「海道」と名前の付くサイクリングロードが7つあります。
通称、瀬戸内7海道。
- しまなみ海道
- とびしま海道
- かきしま海道
- ゆめしま海道
- さざなみ海道
- はまかぜ海道
- せとかぜ海道
- しおまち海道
ついに、全部の海道を走ってきたので、これまでのサイクリングの総ざらいとして、それぞれの海道を紹介します。
しおまち海道は新しくできた8つ目の海道ですが、変わらず7海道のまま記載します。
あー楽しかった!
しまなみ海道
しまなみ海道 概要
正式愛称は「瀬戸内しまなみ海道」。
広島県尾道市から、
- 向島
- 因島
- 生口島
- 大三島
- 伯方島
- 大島
6つの島を渡り、愛媛県今治市までを結ぶ海道です。
距離・所要時間・高低差
距離:76km
所要時間:6時間程度(時速14km)、8時間程度(時速10km)
海岸沿いのイメージがありますが、6つの橋すべてを渡るときに、登り坂と下り坂を繰り返すため、意外に高低差があります。
参考記事>>>自転車で測った!しまなみ海道サイクリングの距離と所要時間
しまなみ海道までのアクセス
メインとなるアクセス方法は2つ。
- 広島県・尾道
- 愛媛県・今治
参考記事>>>しまなみ海道へのアクセス方法を解説|サイクリングに行ってみよう!
とびしま海道
とびしま海道 概要
正式愛称は「安芸灘とびしま海道」。
穏やかな道を走る気持ちよさは、別名「裏しまなみ」とも呼ばれます。
広島県呉市の安芸灘大橋から、
- 下蒲刈島
- 上蒲刈島
- 豊島
- 大崎下島
- 平羅島・中ノ島
を経て、岡村島までを結ぶ海道です。
距離・所要時間・高低差
距離:31km
所要時間:2.5時間程度(時速14km)、3.5時間程度(時速10km)
交通量は全然なく、すごく快適に走ることができる海道です。
海沿いの道はフラットですが、橋の前後と島の真ん中を通る道は、なかなかの坂道。
とびしま海道までのアクセス
広島側からは、JR安芸川尻駅が最寄り。
愛媛側からは、今治港からフェリーで岡村港などがメインとなります。
参考記事>>>「とびしま海道へのアクセス」呉・今治・竹原から橋やフェリーでの行きかたを解説
かきしま海道
かきしま海道 概要
広島県呉市から、倉橋島を経て、江田島までを結ぶ海道です。
距離・所要時間・高低差
距離:70km
所要時間:5時間程度(時速14km)、7時間程度(時速10km)
坂を上る場所は3つか4つほど。
高低差はそれほど気になりません。
かきしま海道までのアクセス
JR呉駅から自走や、広島港からフェリーで江田島へ、など。
参考記事>>>広島・呉から楽々アクセス!かきしま海道への行きかた
ゆめしま海道
ゆめしま海道 概要
愛媛県上島町の弓削島、佐島、生名島、岩城島の4島を巡る海道。
最大の特徴は、ゆめしま海道だけが、航路でなければ行けない完全な離島であること。
距離・所要時間・高低差
距離:5.9km
所要時間:ブルーラインを走るだけだと、30分もあれば走破できてしまいますので、ぜひ寄り道をしてください。
岩城島には坂道がありますが、他の3島はフラットです。
交通量は全然なく、すごく快適に走ることができます。
ゆめしま海道までのアクセス
生口島、因島もしくは今治から、多くの航路でアクセスすることができます。
参考記事>>>「ゆめしま海道への行きかた」フェリー航路でのアクセス方法を解説
さざなみ海道
さざなみ海道 概要
JR尾道駅とJR呉駅を結ぶ、通称”R185”。
尾道市、三原市、竹原市、東広島市、呉市の5つの市を走る海道です。
距離・所要時間・高低差
距離:82km
所要時間:6時間程度(時速14km)、8時間程度(時速10km)
国道ということで身構えていきましたが、交通量が多いとは感じませんでした。
呉市に入ると急にトンネルが多くなり、交通量が増えます。
さざなみ海道までのアクセス
広島県尾道市(JR尾道駅)と、広島県呉市(JR呉駅)です。
はまかぜ海道
はまかぜ海道 概要
愛媛県の松山市から今治市につながる海道です。
愛媛が誇る二大都市を結ぶ大動脈を走ります。
距離・所要時間・高低差
距離:62km
所要時間:4.5時間程度(時速14km+休憩)、6.5時間程度(時速10km+休憩)
全線を通じて、高低差はほとんどありません。
愛媛の2大都市を結ぶ国道ですので、がっつり幹線道路。交通量は多いです。
はまかぜ海道までのアクセス
愛媛県松山市(道後温泉)と、愛媛県今治市(JR今治駅)です
せとかぜ海道
せとかぜ海道 概要
正式名称は「伊予灘・佐田岬せとかぜ海道」。
前半は穏やかな伊予灘沿い「夕やけこやけライン」、後半は風車が立ち並ぶ佐田岬半島「佐田岬メロディーライン」を走ります。
路面は綺麗で、交通量も少ないものの、「三崎港まで行ったら、九州に渡るか、戻るしかない」という、アクセスの難しさがチャレンジのハードルを上げています。
距離・所要時間・高低差
距離:78km(佐田岬灯台までいくと、さらに+15km)
所要時間:6時間程度(時速14km)、8時間程度(時速10km)ただし、登り坂で遅くなる可能性が高いです
伊予側の「夕やけこやけライン」は、高低差はほぼありません。
ただ、佐田岬の「メロディーライン」に入ると、緩やかではあるものの、標高300m近くまで坂が続きます。
路面はきれいで道幅も広いため、歩いたり休憩したり、自由に休めますので、ご安心ください。
伊予の交通量が少し多いですが、道は広いので、走りやすいです。
佐田岬は、交通量はほとんどありません。
しおまち海道
しおまち海道 概要
新しくできた8番目の海道。
福山駅から鞆の浦を抜け、向島(の手前)までを結びます。
距離・所要時間・高低差
距離:33.7km
所要時間:2時間くらい
高低差:途中に一か所だけ高低差あり
しおまち海道のルートは平坦な道が多く、景色を楽しみながらのんびりと走ることができるコース。
鞆の浦の周辺は混む時があるかもしれません
距離が短いので初心者にもおすすめです。
もっと長く走りたい中級者~上級者は、ゴールの戸崎港からフェリーで向島に渡れば、しまなみ海道につなぐこともできます。
瀬戸内7海道を走り切った感想
自分でも、よく走ったなあと思います。
ひとつの記念として、この記事にまとめてみましたが、何度でも行きたくなるのが海道サイクリングの魅力!
しまなみ海道には最近は行っていないし、久しぶりに、のんびりと走ってみようかな。
快晴のはまかぜ海道も走ってみたいよなあ…
ぜいたくな悩みが尽きることはありません。
全部、もう一度行きたい!
2 件のコメント