自転車をサイクリングする現地まで持ち運ぶ、輪行(りんこう)。
電車や船や飛行機など、公共交通機関を使っての自転車旅行が輪行と呼ばれます。
では、どのようにして自転車を積み込むのか?
JR西日本のサイトでは、自転車についてはこのように書かれています。
「サイクリングやスポーツ大会などに使用する自転車は解体して専用の袋に収納してください。折りたたみ式自転車の場合は、折りたたんで専用の袋に収納してください。」
「自転車を専用の袋に入れずに車内に持ち込むことはできません。」
「解体して専用の袋に収納」と書かれていますね。
この「専用の袋」が輪行に必須なアイテム、自転車を入れる袋「輪行袋(輪行バッグ)」です。
この記事では、サイクリストに人気の、定番の輪行袋を紹介します!
輪行袋には、タテ型とヨコ型があります。
タテ型とかヨコ型って何?という方は、こちらの記事もご覧ください。
- 軽量でコンパクトな輪行袋の定番アイテムを選びます
- オーストリッチ L-100(縦置き輪行袋)
- オーストリッチ SL-100(縦置き輪行袋)
- モンベル コンパクトリンコウバッグ(横置き輪行袋)
- BIKOT(ビコット)輪行袋(縦置きタイプ)
- grunge(グランジ) Carry(キャリー) ライト(横置き輪行袋)
- Pocket in(ポケットイン) 超軽量輪行袋 PI-1(横置き輪行袋)
- タイオガ ロード ポッド(縦置き輪行袋)
- タイオガ ロード ポッド HP(横置き輪行袋)
- タイオガ フレックス ポッド(縦置き輪行袋)
- DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) コンパクト輪行キャリングバッグ(縦置き輪行袋)
- おすすめ輪行袋まとめ|軽量コンパクトが使いやすい
軽量でコンパクトな輪行袋の定番アイテムを選びます
僕が最初に買った輪行袋は、オーストリッチの「ロード320」という輪行袋でした。
自転車旅行の途中に、ロードバイクがぶつかったり転んだりしては一大事だから、厚い生地で頑丈なほうがいいかな、と思っての購入でした。
実際に使ってみたら、確かに丈夫!
ただ正直なところ、生地が厚いぶん、かなり大きくて重かったんですよね。
当然ですが、輪行袋を使うのは移動中だけ。
サイクリングの途中は、単純に持ち運ぶことになります。
ですので、輪行袋自体が大きいと、かさばって荷物になってしまうんですよ。楽に輪行をするためのアイテムですので、輪行袋自体が邪魔になってはいけません。
ということで、今回は軽くてコンパクトな輪行袋を探してみました。
梱包方法や重さから、いろいろ比較してみます!
梱包後のサイズとマナーの観点から、前輪と後輪の両方を外す形式のものから選びます。
オーストリッチ L-100(縦置き輪行袋)
まずは超定番の輪行袋、オーストリッチのL-100です。
エンド金具をつけて、ロードバイクを起こす縦型。
重量は235gで、生地は薄くてもすごく丈夫!
ボトルケージにも入るので、サイクリング途中も荷物になりません。
オーストリッチ SL-100(縦置き輪行袋)
L-100よりもさらにコンパクトな輪行袋で、重量はなんと200g!
もちろんボトルケージにも余裕で入ります。
モンベル コンパクトリンコウバッグ(横置き輪行袋)
自転車をひっくり返して安定させる、横置き輪行袋の代表アイテム。
なぜ「輪行バッグ」がカタカナ表記なのかは不明ですが、これが正式名称です。
使い方は、シートを広げて自転車を置く方法ではなく、自転車にガバっとかぶせてキュッと絞るだけの超お手軽な方式です。
重量は297gと軽量で、収納サイズも500mlペットボトルとほぼ同じくらい。
BIKOT(ビコット)輪行袋(縦置きタイプ)
BIKOT(ビコット)は、京都のサイクルショップ「きゅうべえ」が展開するオリジナルブランド。
特徴は、和柄を粋にアレンジした爽やかなデザイン!
無地が多いサイクル系アイテムのなかで、華やかな彩りが目を引きます。
素敵ですよねこれ!
grunge(グランジ) Carry(キャリー) ライト(横置き輪行袋)
女性の目線で考案した、トートバッグタイプの輪行袋。
使いやすさを最優先し、前輪と後輪を外して、上下逆さまにして入れるだけ。
重量は420gとちょっと大きめ。一般的なボトル用ボトルケージには入らないかも。
Pocket in(ポケットイン) 超軽量輪行袋 PI-1(横置き輪行袋)
重量は200gと最軽量クラス。
『小さすぎてボトルケージでは逆に収まりが悪い』とまで言われるほどコンパクトです。
タイオガ ロード ポッド(縦置き輪行袋)
スタンダードな形状の縦置きタイプの輪行袋。
重量は395g。
タイオガ ロード ポッド HP(横置き輪行袋)
先に紹介した、タイオガ ロード ポッドの横置きバージョン。
重量は375g。
タイオガ フレックス ポッド(縦置き輪行袋)
- 自転車にかぶせる
- 自転車を起こす
- ファスナーを引き上げる
だけで梱包ができる、3ステップ収納。
伸縮性の高いストレッチナイロン生地がアピールポイントです。
重量は270g。
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) コンパクト輪行キャリングバッグ(縦置き輪行袋)
スタンダードな形状の縦置きタイプの輪行袋。
重量は320gで、ボトルケージにも収まるサイズです。
おすすめ輪行袋まとめ|軽量コンパクトが使いやすい
僕が持っているオーストリッチ L-100のほかには、どんな輪行袋があるのかな?と調べていて知ったのですが、L-100よりも軽いSL-100なんて新製品が出ていたんですね…知らなかった。
あとは縦置きや横置きなんて、自転車を置く方向にも種類があったことも初めて知りました。
10個も紹介していて今さらですが、もしこれから輪行に初めて行くという方には、使いやすさと丈夫さで高い評価を得ているアイテムが一番安心できます。
おすすめの輪行袋を選ぶとすると、
- 縦置きならオーストリッチのL-100かSL-100
- 横置きならモンベルのコンパクトリンコウバッグ
が、定番です。
最初は近場でも良いですし、ぜひ愛車と一緒に旅をしてみてください。
輪行、楽しいですよ!