ロードバイク用のライトはたくさんあり、明るさが数値で示されています。
おまけに「ルーメン」や「カンデラ」の違う単位が出てくるため、
- どれくらいの数値のものが
- どれくらいの明るさで
- どれくらい見えるのか
が、よく分かりません。
どの明るさのライトがあれば、ロードバイクで夜道を安全に走ることができるのか?
幅広いルーメン数のライトを揃えて、実際に比較してみます!
![明るさ比較 ロードバイク用自転車フロントライト](https://train-cycling.com/wp-content/uploads/cycle-right.jpg)
ロードバイク用ライトの明るさ単位「ルーメン」と「カンデラ」
![ロードバイク用自転車ライト 明るさ単位の説明イメージ](https://train-cycling.com/wp-content/uploads/cateye-light-image.png)
キャットアイ|ルーメン、カンデラ、ルクスの違いってなぁに?より
まずはややこしいもとになっている単位、ルーメンとカンデラについて。
- ルーメンは、光源の明るさを表す単位。ライトが出している光の量そのもの。
- カンデラは、光源から出る光の強さを表す単位。照射角度が狭くなるのに伴ってカンデラも高くなります。
ロードバイク用のライトの単位にはルーメンとカンデラが用いられていますが、カンデラでは実用性が分からない(照射角度によって変動する)ため、近年は、ルーメン表記で揃えられつつあります。
ロードバイク用自転車ライトの明るさ比較
真夜中、川の堤防に来ました。
徒歩ではなんとか歩けますが、自転車は怖くて走れない暗さです。
![ロードバイク用自転車ライト 明るさ比較場所](https://train-cycling.com/wp-content/uploads/light1.jpg)
ここで僕が持っているライトたちをサンプルに、明るさを比較します。
400カンデラ 対向車への注意喚起
明るさイメージは「ぼやっ」
![ロードバイク用自転車ライト キャットアイ ウノ](https://train-cycling.com/wp-content/uploads/light2-uno.jpg)
明るさ表記はカンデラのみで、ルーメンは不明です。
照らされるのは地面のごく一部だけ。
前照灯としては弱いですが、対向者への注意喚起には役立ちます。
50ルーメン(800カンデラ) 明るい市街地なら走れる
明るさイメージは「ぱっ」
![ロードバイク用自転車ライト キャットアイ アーバン](https://train-cycling.com/wp-content/uploads/light3-urban.jpg)
そこそこ明るいと感じますが、まだ一部分だけを照らす光量です。
しっかり街灯に照らされる、市街地用という感じ。
200ルーメン 街灯の下なら走れる
明るさイメージは「ぱあっ」
![ロードバイク用自転車ライト キャットアイ VOLT200](https://train-cycling.com/wp-content/uploads/light4-200.jpg)
光が遠くまで届くようになってきました。
街灯の下なら、この200ルーメンからが走れる明るさですね。
300ルーメン 通勤・通学ならこのあたり
明るさイメージは「ぱあーっ」
![300ルーメンの明るさイメージ](https://train-cycling.com/wp-content/uploads/wyvern11-1.jpg)
暗い場所でも足元がしっかりと見える明るさです。
通勤や通学には300ルーメンあれば使いやすいですね。
400ルーメン 市街地ならじゅうぶん安心なレベル
明るさイメージは「ぱあーっ!」
![ロードバイク用自転車ライト ガシロンV9C400 400ルーメンのライトの光量](https://train-cycling.com/wp-content/uploads/light-400.jpg)
遠くまでは照らしきれないものの、しっかりと明るいです。
市街地なら400ルーメンあれば十分に安心です。
![](https://m.media-amazon.com/images/I/41XwKHHtvsL._SL160_.jpg)
![](https://train-cycling.com/wp-content/plugins/yyi-rinker/img/arrow-right.png)
800ルーメン 街灯が少なくても安心
明るさイメージは「ビカーッ!」
![ロードバイク用自転車ライト ガシロンV9C800 800ルーメンのライトの光量](https://train-cycling.com/wp-content/uploads/light-800.jpg)
しっかり遠くまで見えます。
街灯が少ない道路でも安心の明るさ!
![](https://m.media-amazon.com/images/I/41Cm2yM2VrL._SL160_.jpg)
![](https://train-cycling.com/wp-content/plugins/yyi-rinker/img/arrow-right.png)
1000ルーメン すごく遠くまで見える
明るさイメージは「ビッカーッ!」
![ロードバイク用自転車ライト ガシロンV9S1000 1000ルーメンのライトの光量](https://train-cycling.com/wp-content/uploads/light-1000.jpg)
すごく遠くまで見えます。夜道も安心!
真っ暗な堤防でこれですから、市街地でハイモードで使うのは止めましょう。
1600ルーメン ものすごく遠くまで見える
明るさイメージは「ビガアアアアアア!!」
![ロードバイク用自転車ライト ガシロンV9D1600 1600ルーメンのライトの光量](https://train-cycling.com/wp-content/uploads/light-1600.jpg)
ものすごく遠くまで見えます。
逆に、近くを照らすと、眩しすぎてよく見えないくらい。
1800ルーメン どんな暗い道でも安心
明るさイメージは「ビッガアアアアアアッ!!!」
![ロードバイク用自転車ライト ガシロンV9D1800 1800ルーメンのライトの光量](https://train-cycling.com/wp-content/uploads/light9-1800.jpg)
街灯かと思うくらい、ものっすごく遠くまで見えます。
どんな暗い道でも安心の明るさ。
むしろ最大光量を使う場面が来るのか自信がないほど明るいです。
ロードバイク用自転車ライトの明るさ比較|夜道には400ルーメンか800ルーメン。1000以上は暗闇もOK
明るいライトを持ったのは初めてだったのですが、試してみて気づいたこと。
明るいライトは、「自転車の前が良く見える」ではなく、「遠くまでよく見える」なんですね。
遠くまでよく見えることで、安心と安全が全然違いました。
比較した結果をまとめると、
- 夜道を走る場合、市街地なら200~400ルーメンあれば前照灯として使えます。
- 河川敷やサイクリングロードなど、夜間に街灯が無い区間を走るときには800ルーメン以上が安心。
- ロングライドで夜になりそうなときは、1,000ルーメン以上のライトがあれば安心です。
- 1,600ルーメンにもなると、どんな夜道にも対応できるでしょう。
僕が装着しているのは、普段使いには400ルーメン、街灯がない道路を走る可能性も考えて、輪行は800ルーメンのライトにしています。
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![](https://train-cycling.com/wp-content/plugins/yyi-rinker/img/arrow-right.png)
以上、比較実験終わり!
5 件のコメント
大変有意義な記事をありがとうございます。
Lezyneのライトでどれにしようか にらめっこしていた所、辿り着きました。
ハンドルに付けるので重過ぎず、満タンの電池容量が少な過ぎず、ちょうどよいルーメン設定があるものを選ぶのに参考になりました。
嬉しいコメントをありがとうございます!
そうなんですよ、明るさのイメージも分からないうえに、本体の重さとか電池の持ちも影響しますものね。
アイテム選びの参考になれたのなら嬉しいです!^^
自転車のライトの明るさで悩んでいました。
あんまり明るすぎても、対向車に迷惑かなと思ってまして、なんせ車のハイビームが前から来ると、ホント見えないですもんね。
1000ルーメンくらいにしておこうかと思います。
コメントありがとうございます!
そうなんです。大容量のライトは電池の持ちが良かったり、光量を選べたりと良いところもあるのですが、眩しすぎて市街地だと使いにくいんですよね。
おっしゃるとおり、1000ルーメンくらいで(400ルーメンモードも選べますし)安全に走れると思います!