ロードバイクに乗り始めて、長年の目標であったサドイチを走りました。
ひたすら絶景を楽しみながら、佐渡島をぐるっと一周サイクリング。
この記事では、サドイチ初心者のサイクリストのために、走った感想をまとめました!
一周レポートはこちら>>>「サドイチ」行ってきた!自転車で佐渡島一周210kmサイクリング!
ロードバイクの初心者でも佐渡島を一周できる?
難易度は高い!
まずは、「初心者でもサドイチに挑戦できるのか?」という疑問から。
正直に言うと、ロードバイクの初心者がいきなり一周に挑戦するのは、かなりキツイです。
佐渡島を一周する距離は210kmというロングライド。
2日に分けて走っても、一日100km以上を走ることになり、さらに獲得標高は1,800mを越えます。
しっかりと準備を積んで臨むのは当然として、あえて一周は目指さずに、短縮コースを設定するのも良いでしょう。
サドイチのコースは迷わない?
ほとんど新潟県道45号「佐渡一周線」を走り続けるので、迷うことはありません。
目印となる道路標識があるので安心できます。
トライアスロン大会の標識も、距離と位置の目安になります。
ロードバイクで走った佐渡島の特徴
穏やかな海岸線が続く東側
佐渡島の最北端、弾崎(はじきざき)から両津、小木までの東側は、風も穏やかで、落ち着いた海岸線の景色が続きます。
強風&坂道が続く!西側
佐渡島の南の拠点である小木から、西側海岸線に出るまでにドカンとひと山超えることになります。
あくまで僕が行った日の天候ですが、そこからずーっと、坂と強風を相手にすることに…
民宿の女将さんが言うには、「風によっては毎日が台風」らしいです。
佐渡ヶ島の西側のイメージが全部入った写真。
波と坂と断崖絶壁と、約50kmにわたって連なる無数の岩礁。
波越え注意の標識も多くありましたし、その日の天候には大きく左右されそうです。
トンネルが多い
サドイチの途中、特に西側には長いトンネルも多く、トンネル内の明かりが届かないところは真っ暗です。
最長は2km近い、1,911mの南片辺トンネル
400ルーメンか、800ルーメン程度のライトは安全のためにも必須です!
サドイチの名所 Z坂
Z坂ってどこにあるの?
サドイチの名所、Zの形に上っていくZ坂。
正式名称は跳坂(はねさか)といい、場所は佐渡島の北西にあります。
Z坂の形から有名ですが、佐渡島の坂はこれだけではありませんのでご注意を。
ちなみに、Z坂を上ったあとも、まだ上りは続きます。
補給場所は?コンビニやトイレはある?
注意!コンビニはほとんどありません!
コンビニがあれば、補給食を購入するついでにトイレを借りることもできます。
ただ、佐渡一周線沿いには、コンビニがありません。
佐渡一周線からびみょうに外れて店舗がありますので、サドイチ途中に偶然見かけるのは、佐渡相川店くらい。
初めにまとめ買いをしておくか、あらかじめ位置を把握しておいて、寄るようにしましょう。
トイレも少なめ。公衆トイレが基本です
コンビニがないということで、トイレを利用できる場所も限られます。
利用するのは公衆トイレ。
佐渡ヶ島には島内全域に公衆トイレが設置されており、案内標識があるほどだいじな施設です。
汚れたりはしておらず、安心して利用できます。
飲料の自動販売機はありますので、飲料に困ることはありませんが、
- 食事
- 補給食
- トイレ
については、ある程度の位置を想定しておきましょう。
観光マップにすごく助けられました。
データはこちら(PDF)→https://www.visitsado.com/media/files/pdf/advanced_cyclingmap.pdf
紙のパンフも、佐渡島に着いたら必ず見つけてください。
ホテルはある?
楽天トラベルやじゃらんなどのホテル予約サイトでは、サドイチのルート上のホテルはあまり見つかりません。
佐渡島には民宿も多いので、佐渡市公式観光情報サイト「さど観光ナビ」で探して、電話で予約するのもおすすめ。
民宿の食事もすごく豪勢です!
難易度も感動も濃い佐渡島、ぜひチャレンジしてみて!
サドイチは一周210km。
走ってみると、水平線がくっきり見える絶景のサイクリングとなりました。
リタイヤするときに、エスケープする方法が少ないため、くれぐれも体調と時間管理はしっかりと行いましょう。
興味があるのに、まだ行けていない方、もったいないですよ。
ぜひチャレンジしてください!