
ロードバイク用のライトは多くあるものの、明るさが数値で示されています。
おまけに「ルーメン」やら「カンデラ」の違う単位が出てくるため、
- どれくらいの数値のものが
- どれくらいの明るさで
- どれくらい見えるのか
が、よく分かりません。
どの明るさのライトがあれば、ロードバイクで夜道を安全に走ることができるのか?
幅広いルーメン数のライトを揃えて、実際に比較してみます!
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ロードバイク用ライトの明るさ単位「ルーメン」と「カンデラ」
キャットアイ|ルーメン、カンデラ、ルクスの違いってなぁに?より
まずはややこしいもとになっている単位、ルーメンとカンデラについて。
- ルーメンは、光源の明るさを表す単位。ライトが出している光の量そのもの。
- カンデラは、光源から出る光の強さを表す単位。照射角度が狭くなるのに伴ってカンデラも高くなります。
ロードバイク用のライトの単位にはルーメンとカンデラが用いられていますが、カンデラでは実用性が分からない(照射角度によって変動する)ため、近年は、ルーメン表記で揃えられつつあります。
ロードバイク用自転車ライトの明るさ比較
真夜中、川の堤防に来ました。
徒歩ではなんとか歩けますが、自転車は怖くて走れない暗さです。
ここで僕が持っているライトたちをサンプルに、明るさを比較します。
400カンデラ|キャットアイ ウノ
明るさイメージは「ぼやっ」
明るさ表記はカンデラのみで、ルーメンは不明です。
照らされるのは地面のごく一部だけ。
前照灯としては心もとないですが、対向者への注意喚起に役立ちます。
50ルーメン(800カンデラ)|キャットアイ アーバン
明るさイメージは「ぱっ」
そこそこ明るいと感じますが、まだ一部分だけを照らす光量です。
街灯が多い、市街地用という感じ。
200ルーメン|キャットアイ VOLT200
明るさイメージは「ぱあっ」
光が遠くまで届くようになってきました。
街灯の下なら安心して走れる明るさです。
400ルーメン|ガシロンV9C400
明るさイメージは「ぱあーっ!」
遠くまでは照らしきれないものの、しっかりと明るいです。
市街地なら400ルーメンあれば十分ですね。
800ルーメン|ガシロンV9C800
明るさイメージは「ビカーッ!」
しっかり遠くまで見えます。
街灯が少ない道路でも安心の明るさ!
1000ルーメン|ガシロンV9S1000
明るさイメージは「ビッカーッ!」
すごく遠くまで見えます。夜道も安心!
真っ暗な堤防でこれですから、市街地でハイモードで使うのは止めましょう。
1600ルーメン|ガシロンV9D1600
明るさイメージは「ビガアアアアアア!!」
ものすごく遠くまで見えます。
逆に、近くを照らすと、眩しすぎてよく見えないくらい。
1800ルーメン|ガシロンV9D1800
明るさイメージは「ビッガアアアアアアッ!!!」
街灯かと思うくらい、ものっすごく遠くまで見えます。
どんな暗い道でも安心の明るさ。
むしろ最大光量を使う場面が来るのか自信がないほどの明るさです。
ロードバイク用自転車ライトの明るさ比較|夜道には400ルーメンか800ルーメン。1000以上は暗闇もOK
明るいライトを持ったのは初めてだったのですが、試してみて気づいたこと。
明るいライトは、「自転車の前が良く見える」ではなく、「遠くまでよく見える」なんですね。
遠くまでよく見えることで、安心と安全が全然違いました。
比較した結果をまとめると、
- 夜道を走る場合、市街地ならば200~400ルーメンあれば前照灯として使えます。
- 夜間に、街灯がない河川敷やサイクリングロードを走るときには800ルーメン以上が安心。
- ロングライドで夜になりそうなときは、1,000ルーメン以上のライトがあれば安心です。
- 1,600ルーメンにもなると、どんな夜道にも対応できるでしょう。
僕が装着しているのは、普段使いには400ルーメン、街灯がない道路を走る可能性も考えて、輪行は800ルーメンのライトにしています。
以上、比較実験終わり!