広島県福山市から尾道市を結ぶ「しおまち海道」を走ってきました。
しおまち海道はJR福山駅から海沿いの鞆の浦を経て、尾道市の戸崎港までをつなぐルートで、2018年度にできた、新しい海道です。
距離もコンパクトで、コースの一部を除いてほとんどが平坦。
サイクリング初心者にも無理なくおすすめできる、見どころが詰まったコースを紹介します。
しおまち海道の基本情報
- 片道 33.7km
- 最大標高差66.8m
- 上り:185m 下り:194m
しおまち海道のルートは平坦な道が多く、景色を楽しみながらのんびりと走ることができるコース。
鞆の浦の周辺は混む時があるかもしれません
距離が短いので初心者にもおすすめです。
もっと長く走りたい中級者~上級者は、ゴールの戸崎港からフェリーで向島に渡れば、しまなみ海道につなぐこともできます。
福山駅からスタート
福山駅サイクルピット
スタートは福山駅。
まずは中間地点の鞆の浦をめざして、海沿いにむけて出発します。
福山駅の地下には自転車の組み立てができるサイクルピットが用意されています。
メンテナンス用具一式のほか、コインロッカーもあるので、ぜひ利用してください。
市街地を抜けて芦田川河川敷へ
駅前の市街地を抜けて、芦田川を目指しましょう。
福山駅の周辺は車の通行量が多いですが、広い自転車レーンが整備されていてすごく走りやすかった。
しばらく大通りを走って、交差点のペイントを目印に右折。
すぐに芦田川に差し掛かります。
芦田川河川敷
芦田川に架かる水呑大橋の手前をう回して、芦田川の河川敷へ。
道路のペイントに案内されるとおりに、ぐるっと橋の下をくぐります。
河川敷はきれいにブルーラインが引かれており、平坦路のためすごく走りやすいです。
河口近くまで走り、芦田川大橋を渡って鞆の浦を目指します。
県道22号を鞆の浦まで
芦田川大橋を渡ったあとは、観光地である鞆の浦までは比較的広い道。
ブルーラインはありませんが、道路標識を案内に走りましょう。
4kmほど道なりに走っていると、海岸線へ出ました。
しばらく海沿いを走って、鞆の浦へ到着。
鞆の浦
鞆の浦は、現代に近世の雰囲気を残す、潮待ちの港町。
江戸時代に建てられた町家や街路一体が現存する、全国でも珍しい町です。
歴史を感じながら散策するのが楽しいエリア。
ただ、古くからの街並みなので道路がすごく狭く、さらに生活道路です。
降りて歩くくらいの徐行で進みましょう。
鞆の浦から尾道へ
鞆の浦を過ぎると、しおまち海道の中間地点であるひと山を超えます。
距離は短いものの、頑張って進みましょう。
山を超えたら、ふたたび海沿い。
海沿いのコースをキープするための標識を内海大橋方面に曲がります。
曲線が美しい内海大橋。
ここからは大きな造船所の横を走るエリア。
ベラビスタマリーナ。
豪華クルーズ船「ガンツウ」の母港であり、かつてはしまなみ海道の遊覧飛行などの拠点でもありました。
戸崎港フェリー乗り場への案内看板が見えたら左折。
道なりに走って、戸崎港へ到着!
これにてしおまち海道走破!
…なのですが、駅からも遠い場所ですので、もう少し移動します。
戸崎港
戸崎港の対岸は、向島の歌港。
フェリーで向島に渡って、尾道駅まで進むのが基本となりそうです。
フェリーがこちら側の乗り場にいない場合は、自分で呼び出す方式。
回転灯のスイッチボタンを押すと、向島からフェリーがやってくるのでしばらく待ちましょう。
向島の歌港へ渡りました。
それでは改めて、尾道駅を目指してもう少しだけ走りましょう。
コンパクトで見どころたくさん!しおまち海道が楽しいぞ
走りやすい河川敷から始まって、後半は大きな造船所を眺めながら、静かな海沿いを走るというしおまち海道。
中間地点は観光地である鞆の浦というのも良いですね。
尾道駅でゴールするも良し、しまなみ海道に繋げるも良し。
35kmの中にたくさんの楽しいポイントが詰まっているコースなので、ぜひ走ってみてください。
景色がどんどん変わって良い感じ
あー楽しかった!