瀬戸内海に浮かぶ島々を7つの橋で結んだ「瀬戸内しまなみ海道」。
青い海と、多島美の風景を走ることができるサイクリングコースとして有名です。
家族で走ってみたいな、と旅行先に選ぶかたも多いのではないでしょうか。
そこで悩むのが、自転車でサイクリングする区間と距離。
この記事では、子ども連れの家族旅行で、しまなみ海道サイクリングを楽しめるコースを2つ紹介します。
子ども連れでサイクリングを楽しめる距離は10km程度
しまなみ海道は広島県尾道から愛媛県今治まで70km以上あり、ぜんぶを走ろうとすると、かなりの時間と体力が必要です。
まだ子どもが小さくて、特に初めての長距離なら、一区間を安全に楽しみましょう。
- 子どもは小学校の低学年くらいと想定
- 自転車はレンタサイクル
- 体力的に「疲れたけど楽しかった!」と思い出に残る距離
このような前提だと、ちょうどいい距離は10㎞くらいですね。
高学年くらいになれば、走破を目指して35km×2日なども良さそう。
また、子ども連れではスピードは出しませんので、平均時速は10km/hで考えておけば良いでしょう。
大三島・多々羅しまなみ公園~生口島・瀬戸田(10km)
まず1つ目は、大三島「多々羅しまなみ公園」~生口島「瀬戸田」を走るコース。
多々羅大橋への登りが疲れますが、橋からの景色が良く、生口島はフラットで走りやすいです。
僕が行った大阪からの旅程
オレンジフェリーで大阪南港を夜に出発し、愛媛の東予港に翌朝に到着。
今治まで移動し、しまなみ温泉喜助の湯で朝ごはん+朝風呂を味わったあと、
今治駅前からバスに乗車して、大三島バスストップまで移動します。
大三島BSすぐにある「多々羅しまなみ公園」でレンタサイクルを借ります。
多々羅しまなみ公園からは、多々羅大橋を渡って景色を楽しみながら、生口島の瀬戸田までをサイクリング。
瀬戸田の瀬戸田港から、フェリーで尾道に帰ります。
移動の船旅も思い出のひとつにしてしまいましょう。
前日の夜に出発して、夕方には家に帰る、もりだくさんの旅程です。
他にも、日帰りもできる旅程で
- 福山駅から大三島BSまでバスに乗り、瀬戸田までをサイクリングして、フェリーで尾道へ
- 尾道からフェリーで瀬戸田に渡り、大三島までをサイクリングして、バスで福山へ
福山行きのしまなみライナーは、大三島BSから乗ることはできます。
などを組むこともできますね。
サンライズ糸山~来島海峡大橋~よしうみいきいき館(7km)
2つ目のコースは、今治・サンライズ糸山~大島・よしうみいきいき館まで、来島海峡大橋をメインに楽しむコース。
橋からの景色がすばらしい、ハズレのない区間です。
僕が行った大阪からの旅程
今治までは同じくオレンジフェリー。
交通の拠点となる今治駅からサンライズ糸山までは6kmほどの距離があります。
今治駅から自転車で走っていくと、来島海峡大橋に着くころには少し疲れぎみかも。
家族旅行なら、
- サンライズ糸山まで直接タクシーで行くか(2,030円でした)、
- 今治駅から路線バス「小浦・大浜行き」に乗って「展望台入口」で下車すれば目の前です。
https://www.city.imabari.ehime.jp/kanko/access/imabari.html
サンライズ糸山でレンタサイクルを借りて、
サンライズ糸山から来島海峡大橋を渡って、大島の「よしうみいきいき館」までの走行距離は7km。
よしうみいきいき館にはレストランもあるので、家族連れでも入りやすいです。
もう少し時間があるなら、来島海峡大橋を目の前に見ることができる、糸山展望台に行くのもおススメです。
よしうみいきいき館で自転車を返したあとは、松山・今治~大三島線が停車する「亀山」バス停まで歩いてバスに乗車。
大三島BSを経由して、しまなみライナーで福山から帰りました。
来島海峡大橋はしまなみ海道を代表する絶景です。
旅程がやや細かくなるものの、「前に行った生口島の海が楽しかった!また走りに行きたいな!」という2回目のチャレンジにぴったり。
思い出に残る旅行にしたいですね
きれいな景色の中を自転車で走るというだけで、すごく記憶に残る、しまなみ海道のサイクリング。
どこでも、少しの距離でも楽しむことができます。
家族旅行では70kmの走破が目的ではありませんので、ゆっくりと安全第一で楽しみましょう。
途中で疲れたら休憩して、バスに乗って切り上げるのも、楽しい思い出になりますよ!