近くて遠い、九州と四国。
橋がかかっていないため、陸路で行こうとすると、すごく遠回りをしなければなりません。
ですが、じつは九州・大分県と四国・愛媛県のあいだには、すごく便利なフェリー航路があるんです。
この記事では、大分と愛媛を結ぶフェリー「佐賀関-三崎航路」を紹介します。
大分-愛媛はフェリー航路が便利
九州の北東部(大分県)は四国の西部(愛媛県)に近く、3航路でフェリーが結んでいます。
特に八幡浜はたくさんの発着便数を持っている大きな港。
『九州・四国の最短航路』 国道九四フェリー
大分-愛媛が70分という最短航路
今回の旅で乗船したのは、大分県の「佐賀関」から愛媛県佐田岬半島の先端「三崎」航路。
九四間の最短航路(31km)をわずか70分で結びます。
「国道」の社名のとおり、佐賀関と佐田岬のあいだは国道197号の海上区間です
佐賀関港から三崎港までの旅客運賃は1,200円。自転車は2輪車運賃としてプラス700円です。
徒歩旅客は予約不要ですが、バイク・自転車は、1便あたりの最大積載台数が5台の予約制。
大分佐賀関から愛媛三崎まで国道九四フェリーに乗ってきた
サイクリングの途中に、佐賀関から三崎港まで乗ってきました。
佐賀関港は大分市にあり、最寄りのJR幸崎駅からは7.5kmほどの場所にあります。
佐賀関港に到着。
数年前にリニューアルした、新しくてきれいなターミナルビルです。
乗船券売り場でチケットを購入。
ターミナルビルには広いショップもあり、九州のお土産なども購入できます。
屋上からは目の前にフェリーが見える展望です。
国道九四フェリーに乗船!
フェリーの客席は自由席です。
好きな座席でゆっくり過ごしましょう。
船内にもショップや自動販売機があります。
デッキからの船外の景色もイイ感じ。
今回はさらに500円の追加料金を支払って、2階最前部の「展望室」で過ごしました。
進行方向の景色がすごく見える座席です。
佐田岬半島を進むときに、四国の最西端「佐田岬灯台」が見えました。
風力発電の風車だらけの佐田岬半島です。
70分で三崎港に到着!あっという間に四国に上陸です。
フェリー航路が国道なので、船内にブルーラインが引かれているという遊び心あるペイントもありました。
三崎港のターミナルビルは覗いていませんが、隣に大きな施設の「佐田岬はなはな」があるので、時間調整はこちらで過ごせます。
九州と四国を結ぶフェリーが便利
愛媛側の三崎港はこんな位置にあります。
佐田岬半島の付け根にある街、八幡浜までは別府や臼杵からもフェリーが出ています。
直接八幡浜に向かう航路に乗るのも良いですが、佐賀関航路は運行本数が多いので使いやすいです。
せっかくなので、三崎港からは佐田岬や八幡浜までのサイクリングも楽しみましょう。
九州から四国を短時間で移動できる、すごく便利な航路です!