自転車を飛行機に乗せて運ぶ、飛行機輪行。
以前の記事「飛行機輪行やってみた!自転車の梱包方法と空港での手続きを解説」にて紹介したとおり、やってみれば案外カンタンに、愛車のロードバイクといっしょに旅立つことができました。
この記事で紹介するのは、「メンテナンス用のレンチセットは機内に持ち込むことができるのか?」です。
自転車と一緒に預けられたら良いのですが、つい手荷物に入ったままになりやすい…
15cm以下であること。(ただし凶器になりえるものは不可)
飛行機内に自転車メンテナンス用の工具(レンチやドライバー)は持ち込みできるのか?
「制限のある手荷物」についての国土交通省確認ページ
「機内持ち込みも、貨物室に預けることもできないもの」は、航空会社の取り扱いのレベルを超え、法令で厳しく決められています。
ドライバーやレンチなどの工具は、国土交通省「機内持込・お預け手荷物における危険物について」において、「機内持ち込み・お預け手荷物における危険物の代表例.pdf」の「18.道具類、工具類」にくわしく掲載されています。
基準は15cm
機内持ち込みの可否基準となる長さは15cmです。
この状態での計測ではダメで、
この状態で計ります。
つまりこのレンチは15cm以上なので、機内持ち込みは×ですね。
レンチやドライバーの機内持ち込み制限をピックアップ
基本的には、工具類は持ち込み「×」、お預け「○」という整理となっています。
ですが自転車用の工具なら、それぞれ備考欄の例外規定を参照していくことになります。
工具類(レンチ)
「長さ15cm以下のものは持込可能」です。
工具類(ドライバー)
「全体の長さ15cm以下かつシャフトの長さ6cm以下のものは持込可能(グリップ部分とシャフト部分が外せるタイプの場合は装着して計測する)」です。
工具類(携帯用の小型セット)
携帯用として想定されている項目のため、長さに関しての規定はありません。
「アイスピック、キリ状の物が含まれていないものは持込可能」です。
ツールナイフ(多機能折りたたみナイフ)
「一見して脅威を抱かせる形状をしているため持込不可」。
僕が持っている折りたたみ式のレンチはこれなのですが
一般的にはハサミやナイフが含まれているツールナイフのほうが知られているので、保安検査場でしょっちゅう誤解されます(泣)
凶器にならないレンチであることをしっかり説明して通過しています。
飛行機輪行で自転車メンテナンス用の工具(レンチやドライバー)はは持ち込める?まとめ
法律が関係するので、取っつきにくくはありますが、まとめです。
- アイスピックやキリ状のものが含まれておらず
- 15cm以下
であれば、工具類も機内持ち込みが可能です!