大分の観光地で有名な、別府の「地獄めぐり」。
あまりにも有名なので、写真で見て、
「血の池地獄?あーあの赤いやつ」とか
「坊主地獄?ポコポコ湧いてる泡のやつ?」とか、
かなり失礼な先入観を持っていたのですが…
申し訳ありませんでした!
超楽しかったです!!
別府地獄めぐり
「地獄」とは温泉噴出口のこと
別府地獄組合の公式サイトによると、1000年以上前より、別府周辺の地獄地帯は噴気・熱泥・熱湯などが噴出して、近寄ることもできない忌み嫌われた土地であったといわれています。
地獄って組合なんだ…
これが「地獄」の名称の由来であり、今も温泉噴出口を「地獄」と呼んでいます。
確かに、写真で見るだけだと「わーすごーい」で終わっていたのですが、現地に行くと思っていた以上の熱と音と噴気が大迫力でした。
100℃近い温泉(というか熱泉)がずっと大音量で噴出し続けてるんです。
蒸気にまかれたら、結構怖かったです。
地獄組合の7地獄を巡ります
地獄は7つあり、血の池地獄と竜巻地獄の2つがある「柴石エリア」と、あとの5つがある「鉄輪エリア」に分かれています。
http://www.beppu-jigoku.com/access/index.html
地獄はいわゆる「地獄めぐり」の「地獄組合」に加入しているのが7つということのようで、ほかにも多くの「地獄」があります。
そもそも地獄組合に入っていない地獄があったり、新規参入や脱退もあるようです。ややこしい
地獄めぐり柴石エリア 血の池地獄と竜巻地獄
まずは柴石エリアの地獄を2つ。血の池地獄と竜巻地獄です。
血の池地獄と竜巻地獄の敷地は隣り合っています。
竜巻地獄
まず立ち寄ったのは、竜巻地獄。
竜巻地獄は間欠泉であり、30~40分間隔で、熱泉が吹き上がります。
到着したタイミング次第で待ち時間も長くなるので、観覧席が用意されています。
ボコッ、ボコッ…と音が近づいてきたな、と思ったら、
ブシャーッツ!と豪快に噴出!
石の天井が無かったら、50mくらい吹き上がるそうです。
一度噴出が始まると、継続時間は6~10分ほど。ずっと吹いています。
血の池地獄
竜巻地獄の次は、おとなりの血の池地獄へ。
地獄の中でも一番有名ではないでしょうか。
門をくぐり、受付兼、おみやげ屋の建物を出ると…
うわー!真っ赤っ赤!
公式サイトによると、『一言で言うなら「赤い熱泥の池」』とのこと。
噴気も激しいし、思っていた以上にインパクトがありました。
深度は約30mもあるうえ、粘土のため最深部は不明なんですって
別府地獄めぐり鉄輪エリア
次の地獄は「鉄輪」エリア。
鉄輪エリアでは海地獄が一番奥にある地獄ですが、一番奥でも鉄輪バス停から徒歩で10分ほど。
海地獄が一番迫力がある地獄なので、最後に寄るほうが見応えがあります。
白池地獄
白い池の地獄です。
なぜか熱帯魚館やピラルク館、画堂とかがあります。
ここらへんのごった煮感は昔ながらですね…
鬼山地獄
ワニがいます。
不思議なのですが、なぜかワニ推しなんです。
公式サイトでもこのとおり。
鬼山地獄は、別名「ワニ地獄」とも呼ばれている。大正12年に日本で初めて温泉熱を利用し、ワニ飼育を開始した。 現在、クロコダイル、アリゲーターなど、約70頭のワニを飼育している
http://www.beppu-jigoku.com/oniyama/
源泉は99.1度のレベルで危険な、ちゃんとした地獄なんですけどねえ。
個人的には、ここの噴気に包まれて、視界が真っ白になったときが一番怖かったです
ワニ、いた…
ものすごい数です。
かまど地獄
かまど地獄は1丁目~6丁目まで、多くの種類の地獄の池があります。
ほかの地獄の特長をダイジェストにして集めたような雰囲気。
有名なのは5丁目。
時間によってグリーンやブルーなど、池の色が変わる地獄です。
鬼石坊主地獄
灰色の熱泥が沸騰する様子が、坊主頭に似ている事から坊主地獄と呼ばれます。
派手な噴気はないものの、ポコポコと吹いているのが熱泥だと思うと、地味に怖い。
海地獄
いよいよクライマックス、地獄の中でも最大の「海地獄」です!
遠くからでもわかる大きさと迫力!
近くまで寄って撮影したこの写真、
水面がブルーで綺麗なのですが、この記事の冒頭でも書いたこのフレーズ。
『写真で見るだけだと、「わーすごーい」で終わっていた』
写真では音声までは分かりませんが、間欠泉も吹き続け、噴気も激しく吹いていますので、現地にいるとかなり大音量で大迫力なんですよ。
ベタだと思ってた地獄めぐりに大興奮!
地獄めぐりの7地獄を紹介しましたが、やはり写真では、風景しかお伝えできないのが悔しいところ。
別府駅や別府港からも近いので、実は超楽しい地獄を巡ってください!