【さんふらわあ乗船記】大阪-別府フェリーの新造船「くれない/むらさき」が良すぎたので乗ってほしい

大阪から九州に行くときに大活躍の、大阪南港と大分別府港を結ぶ「フェリーさんふらわあ」。

「さんふらわあ」は

大阪-別府
神戸-大分
大阪-鹿児島

の航路で就航しており、今回は大阪-別府航路に乗船。

大阪港から大分の別府港までの船旅を満喫しました！

フェリーさんふらわあ航路マップ — https://www.ferry-sunflower.co.jp/route/osaka-beppu/time/

ほんとにすごい船なのでみんな乗ってみてほしい！

動画はこちら！

もくじ（読みたい項目をチェック）

フェリーさんふらわあ新造船「くれない」「むらさき」がすごく良いぞ

大阪-大分別府のフェリー航路

さんふらわあ大阪-別府航路では、2023年に登場した新造船が新規就航しています。

今回紹介するのは、「さんふらわあくれない」。

もう一隻の新造船「さんふらわあむらさき」も基本的には同じ船体です

全長や総トン数といったフェリー本体も大きくなり、内装はすごく豪華！

設備もサービスも充実しており、LNG（液化天然ガス）燃料で超静か！

大きい！広い！きれい！静か！

すっごく良かった。

定員一人当たりの面積（1人あたりの内装面積）が6.9㎡から10.9㎡へと拡大し、ゆったりとした空間。
大浴場の面積は現行船の2倍、レストランの席数は1.5倍。
瀬戸内海を夜間に航行する船舶では最大の大型船（船長199.9m）です。

基本情報

時刻表

大阪発の下り便、別府発の上り便とも、夜に出発して朝に到着する夜行フェリーです。

乗船時間はだいたい12時間。

	大阪発別府行き（下り）	別府発大阪行き（上り）
日～木曜日	19:05発 → 翌06:55着	18:45発 → 翌06:35着
金・土曜日	20:05発 → 翌07:55着	19:20発 → 翌07:25着

運賃

大人一名の旅客運賃（基準運賃）は12,000円程度～19,000円程度。時期によって変動します。

さらに客室による等級差額があり、相部屋である「プライベートベッド」±0円を基準に、「スタンダードシングル」+3,000～6,000円、「デラックス和室」+13,000～18,000円などの追加料金がかかります。

フェリーさんふらわあの運賃料金表 — https://www.ferry-sunflower.co.jp/route/osaka-beppu/fee/

客室区分一覧

新造船「さんふらわあくれない」には約20種類もの客室があり、パーソナルスペースが区切られた個室または半個室。

プライベートベッドが相部屋扱いではありますが、いわゆる雑魚寝の大部屋はありません。

客室一覧をひらく

スイート　-旅の主役にふさわしい、記憶に残るご褒美なひとときを

　スイート和洋室コネクト+セミスイートコネクト=コネクティングスイート
　スイート
　スイートバリアフリー
　セミスイート

室内にバスルーム・トイレに加えて、窓ありでバルコニーまであるという最上級客室です。

デラックス　-船旅の魅力を丸ごと味わう

　デラックスコネクト+セミデラックス和室コネクト=コネクティングデラックス
　デラックス洋室
　デラックス和室
　デラックスウィズペット

室内にシャワー・トイレ付き。窓から船外が見える上級客室。

スーペリア　-気軽に初めての船旅を。

　スーペリアシングル
　スーペリアツイン

シャワー・トイレ付きでテレビや冷蔵庫も完備。ビジネスホテルのような広い客室。

プライベート　-リーズナブルな価格で、非日常の移動を満喫

　プライベートツイン
　プライベートシングルツイン
　プライベートシングル：半個室タイプ（複数名で1区画を利用）
　プライベートベッドグループ個室
　プライベートベッド（相部屋）（複数名で1区画を利用）

プライベートシングルは1エリアにシングル区画が9つ並んでいる半個室タイプ。扉はアコーディオンカーテンタイプで、室内からのみロックできます。

プライベートベッドグループ個室は2段ベッド×２のグループ用客室。

プライベートベッド（相部屋）は1エリアに2段ベッドが並ぶ部屋。とりあえず寝るだけというシンプルなベッドです。女性専用の「レディースルーム」もあります。

スタンダードシングル　-気軽に個室を満喫

グループ和室　-気軽な仲間とカジュアルなくつろぎを

客室紹介ページ｜さんふらわあ

超静かな乗りごこち！

これまでに乗ってきた船とは全然違って、船外に出ても「ゴーッ」というエンジンの音や振動がほとんど聞こえません。

「サーッ…」と海の上を滑っているような感じ。本当にエンジン動いてる？って信じられないくらい。

静かすぎて動いてるのが分からないくらいです。

スタンダードシングルに宿泊

今回は「スタンダードシングル」で別府までの旅を満喫しました。

乗船チケットのQRコードが、部屋のキーになります。

スタンダードシングルの部屋です。

テレビと洗面台があって、ゆっくりと過ごすことができました。

別の機会に和室にも泊まりました。

さんふらわあで大阪から別府まで行ってきた

さんふらわあターミナル（大阪）第1ターミナル

大阪-別府航路のフェリー乗り場は、「大阪南港コスモフェリーターミナル」にある「さんふらわあターミナル（大阪）第1ターミナル」。

最寄駅は大阪メトロニュートラムの「トレードセンター前駅」です。
となりの「フェリーターミナル駅」（オレンジフェリーや名門大洋フェリー乗り場）と間違えないようご注意ください。

ニュートラム「トレードセンター前駅」の改札口を出たら、すぐ左のATCビルへ。

ビルに入ると、チケット売り場への案内が掲示されていました。

チケット売り場に到着。広くてきれいなフロアですね。

チケットを発券したら、乗船開始時刻まで待ちます。

遠くから見ても、デケェ！と思わず声が出ました。

船尾のLNG（液化天然ガス）燃料タンクが特徴的ですね。

エントランスホール

さんふらわあの船内に入ると、まず驚くのが豪華なエントランスホール。

広い！高い！豪華！(*ﾟ0ﾟ*)

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

ホテルのロビーもびっくりの、3層吹き抜けの開放的なアトリウム。

鮮やかなブルーグリーンの大階段が圧巻の眺めです。

さらに、乗船時と毎晩の航海途中に、吹き抜けの天井全体がプロジェクションマッピングで彩られるというすごいエリア。

レストラン

さっそくレストランで食事。

席数も多く、広くて明るいレストランです。

https://www.ferry-sunflower.co.jp/lp/restaurant/

さんふらわあのレストランは、瀬戸内航路にちなんだ食材や郷土料理のバイキング。これで2300円は安いと思う

メニューもたくさんあり、おなかいっぱいになるまで料理を楽しみました。

乗船すぐの時間帯はたくさんの乗客で込み合いますが、船内アナウンスで空いたころに案内してくれるので助かります！

メイン料理もサラダもお惣菜も充実！

どれを食べようかな～。

いただきます！

うまい！

デザートもしっかり堪能しました(*´༥`*)♪

大浴場

食事のあとはお風呂！

脚を伸ばして湯船につかれるのは気持ちいいですね。

大浴場のほか、24時間利用できるシャワー室もあります。

ショップ

関西・九州のお土産やさんふらわあのグッズを販売しているショップ。

ドリンクやアイスクリーム、お菓子もたくさんあります。

ショップ開店時間	大阪発別府行き（下り）	別府発大阪行き（上り）
日曜日～木曜日発	夜　乗船～21:45 翌朝　5:30～6:50	夜　乗船～21:45 翌朝　5:30～6:30
金曜日・土曜日発	夜　乗船～22:00 翌朝　6:15～7:50	夜　乗船～22:00 翌朝　6:00～7:20

置いてある商品もすごく多くて目移りします。

ショップが閉店したあとの夜間も、ドリンクやアイスクリーム、カップラーメンなどの自販機コーナーが充実しています。

キッズコーナー

大階段の後ろにはキッズスペース。

絵本やおもちゃで子供たちが楽しそうに遊んでいました。

小さい子どもが退屈しないのは嬉しいですね。

展望ラウンジ（パブリックスペース）

船内には広いスペースにたくさんのソファが設置されています。

大きな窓もたくさんありますが、陸地の明かりまでは少し遠いかな？朝の風景はしっかり楽しめます。

広い空間でノンビリできるのは良いですね。船旅をゆったり楽しめます。

展望デッキ

海風を浴びながら、遠い陸地の夜景を楽しめる展望デッキ。

大阪から別府までのあいだには、3つの大きな橋を通過します。

橋の下をくぐる時間帯はこのとおり。

大阪発別府行き（下り）	日～木	金～土	別府発大阪行き（上り）	日～木	金～土
明石海峡大橋	20：15	21：05	来島海峡大橋	23：24	00：19
瀬戸大橋	23：50	00：40	瀬戸大橋	01：43	02：40
来島海峡大橋	02：05	02：55	明石海峡大橋	05：17	06：15