航空会社のフジドリームエアラインズ(FDA)が、「スポーツ用自転車搭載サービス」を開始しました。
このサービス、
- 飛行機一便あたり最大7台
- 梱包用のハードケースも無料貸出
してくれるという、サイクリストにとってはすごくありがたいニュース!
一気に飛行機輪行のハードルが下がる、画期的なサービスをご紹介します。
サービスのくわしいページはこちら。
https://www.fujidream.co.jp/sp/checkin/support/support_bicycle.html
フジドリームエアラインズ(FDA)の就航路線
フジドリームエアラインズ(FDA)は、名古屋・小牧空港と静岡・富士山静岡空港を主な拠点とする航空会社。
16都市の17空港に就航しています。
特に名古屋(小牧)空港からは全国への路線が就航しており、一大拠点となっています。
輪行箱の無料貸出サービス詳細
FDAが輪行箱(プラスチックダンボール)を用意してくれます
飛行機輪行をするさいに一番のハードルになるのが、飛行機に積み込む際の自転車の梱包材。
ハードケースだと、現地に到着したあとは、どうしても荷物になってしまいます。
飛行機輪行のハードルを下げるサービスとしては、松山空港がダンボールの預かり業務を開始していますが、
今回のフジドリームエアラインズ(FDA)サービスが素晴らしいのは、航空会社のほうで輪行箱を用意してくれること!
このサービスは、車輪を外したり折り畳んだする事で規定サイズに収まるスポーツ用自転車を受託手荷物として、お一人様20kgまで無料でお預かりするものです。
また、ご搭乗3日前までにFDAコールセンターにお申込みいただくと、ご出発空港にて専用のハードケースを無料でお貸出しいたします 。
- 申込開始日:2017年5月11日 9:00~
- 取扱開始日:2017年5月22日 搭乗分より
- 対象路線:全路線
- 事前申込:FDAコールセンターにて搭乗日3日前まで受付
- 台数制限:1便あたり最大7台
- 対象自転車:分解/折畳みにより専用ケースに格納可能なスポーツ用自転車 (サイズ:幅1000mm × 高800mm × 奥行300mm以下に収まるもの)
専用ケース(貸出輪行箱)について
- 素材/重量:プラスチック段ボール | 重量3300g
- サイズ(外寸):幅1150mm × 高さ810mm × 奥行き305mm
ケース利用方法:分解/組立に必要な工具を用意し、乗客自身の手で専用ケースに梱包。
到着空港での開梱後は、FDAカウンタースタッフまで専用ケースを返却。
疑問点をFDAコールセンターに聞いてみた
ふたつ確認したいことが出てきたので、フジドリームエアラインズのコールセンターに聞いてみました。
どこまで分解したらいいの?
Q
専用ケースへの梱包は、どのレベルまで分解したら良いでしょうか?前輪・後輪に加えて、ペダルやサドルを外す必要はありますか?
A
ケースのサイズに合うように分解してください。
確かにコールセンターの方には分からないかも…
あとで自分で調べてみましょう。
事前予約締切に間に合わなくても無料?
Q
事前申し込みの3日前に間に合わなかったら、自身の輪行袋やハードケースでの運搬をお願いすることになると思いますが、この場合も無料ですか?
A
はい。無料です。
ただ、3日前以降でも、専用ケースに余裕があれば使用していただけますので、旅程が決まり次第、まずは直前でもご確認ください。
うおお…なんと親切なお言葉。
ありがとうございます!
どこまで分解したら入るの?輪行箱のサイズを確認してみよう
コールセンターへの質問では明確にならなかった事項、自転車を梱包するにはどこまで分解すれば良いのか?について調べてみましょう。
シクロエクスプレスは、ペダルとサドルはそのままでOK
シクロエクスプレスで利用したBTB輪行箱のサイズは、横1260mm*高さ760mm*奥行き375mmのサイズでした。
ペダルもサドルも外す必要はなく、そのまま梱包することができました。
FDA(ACORバイクポーター)は、ペダルを外す必要あり
いっぽう、FDAが用意してくれる専用ケースのサイズは幅1150mm × 高さ810mm × 奥行305mm。BTB輪行箱より、一回り小さいサイズです。
プラスチックダンボールでこのサイズということは、ACORバイクポーターがもとになっていそうです。
ACORバイクポーターでの自転車梱包手順について調べてみたところ、梱包手順は
- ペダルをはずす
- 「スマート」サドルを下げる、「PRO」サドル+シートポストを外す
となっているので、「ペダルをはずす」ことは共通のようです。
うーん…これについては、初心者が利用するには、最初のハードルが少し高く感じてしまうかな?
まずは僕自身、ペダルを外したことがないので、工具や手順など、どうすれば良いのか分かりません。
サービスを利用する前に、練習が必要ですね。
フジドリームエアラインズ「スポーツ用自転車搭載サービス」まとめ
- 手荷物料金は不要
- 専用ボックスの貸し出しも無料
- ペダルの取り付け・取り外しの知識と技術は必須
ペダルの取り付けや取り外しの技術が必要にはなりますが、それさえクリアすれば、一気に飛行機輪行のハードルが下がりますね。
複数の航空路線を持っている空港(特に名古屋(小牧))がうらやましいです。
こんな素敵なサービス、もっと多くの航空会社に追随してほしいなあ。