2016年9月28日の新聞夕刊。
日本の観光の国際化に関する記事の中にこんな一文が。
松山空港は10月から到着ロビーの案内所で、自転車の空輸に使った段ボール箱を預かるサービスを始める。
え?
さらっと書かれていますが、これって画期的なサービスだよね…!
松山空港 自転車用段ボールの一時預かり概要
松山空港からの発表はこのとおり。
プレスリリース|サイクリングの旅を快適に!松山空港で自転車用段ボールの預りを開始(PDF)
- 1階到着ロビー正面にある松山空港インフォメーションで、自転車梱包用段ボールの一時預かり業務を10月1日から開始。
- 到着した客の自転車の梱包用段ボールを、帰りの出発まで一時預かりする。
- 松山市に訪れたサイクリストが、到着後すぐに自転車で、身軽にかつ快適に観光することができるようにサポート。
サービスの場所と時間
- 主な業務: 自転車梱包用段ボールの一時預かり
- 営業時間: 8 時10 分~21 時
- 受付場所: 松山空港 到着ロビー インフォメーション
- 利用料金: 無料
利用にあたっての注意事項
- お預かりできないもの:自転車梱包用ダンボール・ケース以外
- 受付・引渡時間:8:10~21:00
- お預り期間:預かり開始の日を含めて7日以内
一気に飛行機輪行のハードルが低くなりました!
大きく分厚い輪行箱なら飛行機でも安全に運べますが、現地ではその箱自体が荷物になってしまうので、置いておく拠点を決めなければなりません。
こんなに大きい箱、着いてから空港に戻ってくるまでどうしようって感じでした。
今回のこのサービス、松山空港に着陸した時点で、一番の荷物になるダンボールを預かってくれるんです。
しかも受付時間はほぼ終日、預かり期間も7日間と、複数日でも余裕でお願いできます。
輪行箱(自転車梱包用ダンボール)
自転車の輪行箱と言えば「QBICLE( キュービクル) の輪行バッグ バイクポーターSTD」などですかね。
あとは西濃運輸の「カンガルー自転車輸送便」の段ボールかな?
http://www.seino.co.jp/seino/service/domestic/cycling/obc.htm
http://www.seino.co.jp/seino/service/domestic/cyclingtrans/obs.htm
ダンボールだけでなく、輪行袋でもOK!
ダンボール以外でも預かってもらえる?
このプレスリリースを見たときに、ふと気になりました。
先ほどの、利用にあたっての注意事項の記載は、「お預かりできないもの:自転車梱包用ダンボール・ケース以外」という表現でした。
『自転車梱包用段ボールの預かりを開始』というタイトルなので、段ボールについて説明しましたが、これって、
飛行機に積載して持ってきた、自転車を梱包した”段ボールとケース”以外
と読むと、預かってもらえるのは、ダンボールだけに限られないのでは…?
ダンボール以外でも預かってもらえる!
念のため、松山空港さんに電話して確認してみたところ、
「ダンボールだけに限りません。自転車を梱包していたケースという意味なので、大きい輪行袋やその他のケースでもお預かりいたします」
とのことでした!!!
ありがとうございます!!!
(大型の梱包材以外の、小物はあずかれません、という趣旨だそうです。)
そういうことなら、ダンボールのほかにも、
これを預かっていただけるなら、移動もしやすいですし、何回でも使えます!
松山空港からの移動はどうする?
松山空港からしまなみ海道に向かうなら、JR松山駅までは自走で向かい、今治まで電車に乗るのが良いですね。
輪行袋は忘れずに。
また、松山駅では輪行袋の貸し出しサービス(有料500円)も利用できます。
まとめ
これで、遠方からでも、しまなみ海道への距離的ハードルが一気に低くなりました。
初心者でも飛行機での輪行ができますね。
愛媛への旅行客がごっそり増えるんじゃないかな。
全国の空港さん、ぜひとも同様のサービスの拡充をお願いいたします!