旅に出る観光列車「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」に乗って、岡山駅から尾道まで行ってきました。
めっちゃイイ旅になりました(*ノˊᗜˋ*)ノワーイ
ラマルドボアってどんな電車?
岡山駅から4路線を旅する列車
「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」は、岡山駅から宇野・三原・日生・琴平の4方面へ、せとうちエリアを旅する特別な観光列車。
土日祝日を中心とした運行であり、週ごとに行き先が変わります。
- ラ・マルせとうち 岡山駅~宇野駅(ヘッドマークはイカリ)
- ラ・マルしまなみ 岡山駅~三原駅(海と架け橋)
- ラ・マル備前長船 岡山駅~日生駅(ヘッドマークは備前焼)
- ラ・マルことひら 岡山駅~琴平駅(ヘッドマークは帆船)
岡山駅からラマルドボアに乗車!
岡山駅5番乗り場が専用ホーム
ラマルドボアの発車ホームは、岡山駅の5番乗り場です。
ラマルドボア専用ホームなんですね。
今回乗るのは、三原行きの「ラ・マルしまなみ」。
途中の停車駅は倉敷・福山・尾道駅です。
ヘッドマークは「しまなみ」らしく、海と架け橋。
ラマルドボア車両デザイン
La Malle de Boisとは、フランス語で「木でできた旅行かばん」という意味。
車窓がカバンのように見立てられており、旅の言葉が大きくデザインされています。
自転車組み立てスペース
ラマルドボアの車内には自転車をそのまま持ち込める(要事前予約)ので、岡山駅のホームには自転車組み立て場があります。
発車の鐘の音 八点鐘
ラマルドボアの発車合図は、ベルではなく、ホームにある「八点鐘(はってんしょう)」が撞くれます。
八点鐘は船乗りの時報であり、海に向かって走って行くという粋な計らいですね。
尾道駅での下車時にも歓迎を受けました♪
ラマルドボアの車内を紹介
せとうちを旅するアートな観光列車
発車したラマルドボアの車内を探検。
木を使用した落ち着いた内装としつつ、アート作品の展示、ご当地のいいものを集めた車内販売カウンターなど、特別仕様の列車となっています。
リクライニングとカウンター座席
座席は全車グリーン車指定席(定員51名)で、2列のリクライニングシートと、窓向きのカウンター席があります。
1号車と2号車で左右が逆の配置なので、1号車ではA席、2号車ではD席がカウンター席になります。
アート作品や乗車記念スタンプ
旅にまつわる道具がアート作品になっていたり、雑誌や絵本、乗車記念のスタンプ台など。
走行中も、座席にじっと座っている時間がないほど歩き回ってしまいます。
カウンター席の上部にもたくさんの本があり、車窓を流れる風景を見ながら、読書というのも良いですね。
乗車日プレートは取り外しできるので、車内やホームのあちこちで記念写真の撮影が行われていました。
きっぷの検札も、カバンのかたちの可愛い記念スタンプ!
回収されるのがもったいないほどです。記念にもらってきました
サイクルスペース
ラマルドボアには自転車をそのまま積み込めます。
4台分のスペースが用意されているので、利用するときは予約しましょう。
ただ、岡山駅のホームで組み立てor梱包しなければならないので、輪行袋の状態になるのは必須なのですが…
尾道や宇野で電車を降りたあと、すぐに走りだせるというのは自転車旅のワクワクかも。
車内販売カウンター
軽食やドリンク、お土産などを販売している車内ショップ。
要事前予約「旅するせとうちスイーツBOX」
今回は軽食として、「旅するせとうちスイーツBOX」を予約しておきました!
岡山のタルト店が特別に作っている、La Malle de Bois車内のためのミニタルト5個セット。
La Malle de Bois型の箱もカワイイ(^-^)
箱は記念に持ち帰って飾ってあります!
ドリンクは岡山の白桃ネクターで。
おいしい!
ラマルドボアの電車旅が楽しいぞ
在来線ではあっという間に通過する尾道水道も、速度を落としてゆっくりと走行。
おかげで景色を堪能できたので、さすが特別列車ですね。
福山から尾道はいつも乗っている路線です。
車窓からの風景は、いつものとおりなのに、それが楽しい旅になるという不思議!
ラマルドボアという観光列車がもつ魅力なのだと思います。
ラ・マルしまなみの岡山〜尾道区間運賃は、大人2,340円。
岡山~尾道の乗車券が1,340円なので、プラス1,000円で乗れるのはすごく贅沢です。
新幹線に乗って目的地に早く着くのも良いですが、あえて途中の移動を楽しむのも、イイ時間を過ごせます。
ラマルドボア、すごく楽しかった!
また別の路線にも乗ってみたいな。
おまけ:座席とチケットについて
景色が良く見える席はどこ?
席ごとに窓枠(柱)があるのではなく、少し景色が邪魔される席もあります。
どこでも楽しいのですが、せっかくなら車両中心部の4〜7番の席であれば、窓が広く景色を楽しめます。
なお、1人用カウンター席に関して、1号車2号車ともに座席番号13と18は、席の前に柱が来るのでご注意を。
リクライニング席では1号車2号車とも3番と8番が窓枠に阻まれる感じでした。
チケットはどこで買える?
乗車日の1ヵ月前の午前10:00から、全国のJR「みどりの窓口」のほか、JR西日本のネット予約「e5489」での予約ができます。
特別列車のイメージが高くて、特別な手順に思えてしましますが、乗車券に加えて指定席券を買えばいいだけなのでお気軽にどうぞ!