自転車を飛行機に積み込んで旅行する「飛行機輪行」。
自分のロードバイクといっしょに飛行機に乗って、遠方でのサイクリングを楽しむなんて、すごく楽しそうです。
ただ、飛行機にロードバイクを乗せることができるとは知っていても、そのやり方がさっぱり分からず、なかなか実行に移せませんでした。
「自転車の梱包はどうしたら良いの?輪行袋でも大丈夫?ハードケースでないとダメ?」
「ペダルやサドルって取り外すの?」
「タイヤの空気圧は抜いたほうが良いと聞くけど、本当?」
など、分からないことが多くあったので、飛行機輪行の経験がある先輩方にアンケートをとり、アドバイスをいただきました。
参考記事>>>空気圧は?輪行袋で大丈夫?飛行機輪行にまつわるアンケート大調査!
結果、
- タイヤの空気圧は抜いたほうが安心
- 飛行機への積載は輪行袋でOK
- 現地では携帯ポンプで空気を入れる。できる限り空気圧を高くして、快適に走れるように努力する
- 据え置きポンプを貸してもらえる場所があればなお良し
という点がポイントだと分かりましたので、ついに、やってみました!
初めての飛行機輪行、空港での手続きと、着陸後に受け取るまでの流れを紹介します!
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飛行機輪行の不安ポイント、ロードバイクの「輪行袋」とタイヤの「空気圧」
飛行機輪行に興味はあったものの、不安が残り、実行に移せないポイントは、「梱包方法(ハードケース or 輪行袋)」と「空気圧」、この2つでした。
自転車を飛行機へ乗せるのは、輪行袋で大丈夫?ハードケースでないとダメ?
輪行袋で大丈夫!
調べたところでは、ペダルまで細かく分解したうえ、頑丈に梱包されている方も多いようですが、アンケート結果も、輪行袋の使用が6割を超えています。
OS-500のようなハードケースや、輪行箱でないと、ロードバイクを預けることができないのでは?という先入観がありましたが、
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ペダルもディレイラーも外さないでOK。
電車での輪行と変わらず、輪行袋で大丈夫でした!
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ただ、自転車は横に倒しての搭載ですので、衝撃が不安な方は、ホイールのハブ部分にタオルやエアクッションなどの緩衝材を巻いておくのも良いかもしれません。(僕はやっていませんが、何ら不具合はありませんでした。)
どこまで衝撃や破損に備えるか?は、答えが出ない、不安との戦いですね。
タイヤの空気圧は抜いておいた方が良い?
念のため、抜いておいた方が安心。
僕は抜いていきましたが、同行者は、タイヤの空気圧なんて気にしていなかったようで、そのまま預けたようです。
特にバーストなどの問題はありませんでした。
自転車を飛行機に載せる方法|空港での手続きの流れ
手荷物受付カウンターでの手続きです
自転車は飛行機の機内持ち込みはできませんので(当然ですが)、手荷物受付カウンターでの手続きをおこない、貨物室へ預けます。
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ロードバイクの安全確認
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手荷物の受付窓口に来ました。
自転車は、スーツケースなどを通す機械には通りませんので、スタッフさんに分解したロードバイクであることを伝えると、直接、カウンター近くまで進むように案内してもらえます。
ロードバイクの安全確認。
いったん輪行袋をあけて、中を確認してもらいます。
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工具類の安全確認。
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パンク修理用の空気ボンベについては、非引火性でかつ、「1容器あたりの容量が50ml(炭酸ガスなら28g)」を越えない小型ガスシリンダーであれば、一人4個まで機内持ち込みならびに受託手荷物として預けることが可能です。(JALに確認済み)
可燃性のものや容量が多いものは、受託手荷物として預けることもできませんので、ご注意ください。
工具の六角レンチやドライバーは、保安検査場でサイズや形状を計測されます。
機内持ち込みができるものもありますが、輪行袋の中にまとめて預けるほうが安心です。
安全確認が終わった証、セキュリティシールを貼ってもらいます。
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手荷物受付カウンターでの手続き
窓口にて、重量の計測と、預ける手続きをおこないます。
JALやANAの場合、20kgまでなら無料で預けることができます。一般的なロードバイクなら大丈夫でしょう

飛行機の貨物室では、自転車は横に倒して搭載します。
どちらを上にするか、確認されます。
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松山空港では、写真のように、表示の紙が用意されていました。
さすが愛媛、自転車を預ける人が多いのでしょうね。(伊丹空港では、JALのスタッフさんの手書きで貼っていただきました。)
飛行機で運んだ結果、何か破損が起こっても、航空会社は責任は取れないよ、という、免責事項の同意書に署名をします。
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これで、自転車を預ける手続きは完了!
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行ってらっしゃい!
到着空港でまた会おうね~

到着空港にて受け取り
空港に到着し、荷物受取場所のベルトコンベアで、預けた自転車が流れてくるのを待っていたら、なんとスタッフさんが直接運んできてくださいました。
帰りの伊丹空港では、カウンターで受け取りました。
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ロードバイクの受け取り完了!
改めて、到着!
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自転車旅行が身近になります!飛行機輪行やってみて
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空港ビルから出た後は、空いているスペースで自転車を組み立て。
終わってみれば、なんとも簡単に、飛行機で輪行することができました!
なんでこれまでやらなかったんだろう…
これで、飛行機輪行はカンタンということが分かってしまったので、どんどん行動範囲が広くなっていきそうな気がします。
自分のロードバイクで走れることがすごく嬉しい!!
9 件のコメント
飛行機輪行はできないものと諦めかけていたところでした。大変参考になりました。
ありがとうございます。
参考にしていただいたとのこと、嬉しいです!
良い旅を!
北海道から沖縄遠征考えてたので大変参考に成りました
ありがとうございます!
良い旅を!
飛行機へ自転車の持ち込み料は、おいくらでしたか?
JALとANAとスカイマークでの経験がありますが、それぞれ20kgまでなら無料です。(PEACHなどLCCは経験がなく、申し訳ありません。)
11月に山形から松山に飛んで、しまなみ街道をロードバイクで広島まで走る計画です。大変参考になりました。
嬉しいです!良いサイクリングとなりますように!