大阪からしまなみ海道に行くときに大活躍の、大阪南港と愛媛東予港を結ぶ、オレンジフェリー。
https://www.orange-ferry.co.jp/
これまでは
- おれんじ7
- おれんじ8
という2隻が就航していましたが、代わって2018年に
- おれんじおおさか
- おれんじえひめ
の新造船が新規就航しました。
全長や総トン数といったフェリー本体も大きくなりましたが、「フェリーだよね?ホテルやん」という乗客のつぶやきが聞こえるほど、さらにゴージャスな船でした!
オレンジフェリー新造船「おれんじおおさか」「おれんじえひめ」の特徴と基本情報
大阪-東予航路の基本情報
運賃は10,000円程度から
運賃は大人1名シングルルーム9,000円程度~ロイヤルルーム20,000円程度。乗船日により変動します。
https://www.orange-ferry.co.jp/fare-price/kansai/toyo-osaka/
時刻表 22時発、翌朝6時着
出発時刻は22:00発、到着予定時刻は06:00着です。
なお出発前の20:00から乗船が可能で、到着後も船内休憩が可能です(東予港着の場合は07:00まで)。
客室は完全個室
基本はカーフェリーということは変わりませんが、旧船との大きな違いが、客室が完全個室になったこと。
大部屋はありません。
旧船の大部屋も、フェリーっぽくて楽しかったですが、個室はやはり気楽に過ごせますね。
客室の等級は、
- ロイヤル(ツイン、ダブル)
- スイート(洋室、和室、和洋室)
- デラックスシングル
- シングル、シングル+(2段ベッド)
に分かれており、全335室!
参考:オレンジフェリー公式サイト「おれんじえひめ」の客室設備ページ
エントランスホール
オレンジフェリーの船内に入ると、まず驚くのが豪華なエントランスホール。
ホテルのロビーのような、旧船でも特徴的だった吹き抜けの大階段が目を引きます。
オレンジフェリーの360度カメラ画像! 後ろも見れるのは便利だなあ – Spherical Image – RICOH THETA
レストラン
さっそくレストランで食事。
席数も多く、広いレストランです。
参考:オレンジフェリー公式サイト|東予-大阪航路レストランメニュー
お刺身などの一品料理を選べるほか、アツアツの麺類やご飯ものも注文できます。
一品ものは数が限られているので、売り切れてしまうメニューもあります。
早いうちにいただきたいところ。
真鯛のお刺身の豪華メニュー、宇和島鯛めし定食!
うまい!
展望ラウンジ
オレンジフェリーの船内には、各所にソファとテーブルが置かれており、ゆったりとくつろぎ、語らうことができます。
大浴場
大浴場もあります。
脚を伸ばして湯船につかれるのは気持ちいですね。
トイレ・パウダールーム
お手洗いも明るくきれいです。
ウォシュレット完備で、蛇口から出るのはなんとお湯。
早朝の水も冷たくありません。
客室の紹介|すべてのランクの部屋に乗りました!
新造船で完全個室になった客室。
これがすごく良かった!
シングルルーム
基本の客室、シングルルーム。
シングルプラス
2段ベッドのシングルルーム。
デラックスシングル
洗面台も付いたゆったりスペースのシングルルーム。
ロードバイクをそのまま客室に持ち込める「マイバイク・ステイサービス」も利用可能です。
スイートルーム
スイート(和洋室)。
スイート(洋室)。
ロイヤルルーム
ロイヤル (ツインルーム)。
お風呂もトイレも室内にあり、部屋面積は51.70㎡!
まるでホテルのような優雅な部屋でした。
オレンジフェリーの! ロイヤルルーム!!! これが船の部屋! トイレもお風呂もある!!! – Spherical Image – RICOH THETA
オレンジフェリーはゆったりと休める!おすすめのポイント
まくらも布団もふっかふか!
旧船では、まくらは硬く、毛布が用意されているだけでした。
ところがこの新造船では、まくらも布団もふっかふか!
普通に寝心地の良いベッドです。
静か!!!
この船全体のポイントでもあるのですが、とにかく静かで快適でした。
旧船では客室でも”ゴォォォォォォ…”というエンジン音が絶えず響いていたのですが、音が全然しないんです。
寝つきが悪い僕が、すぐに眠れたくらい。
すっごく静かな寝室でした!(大事なので2度言いました)
その他注目ポイント
良いところ
- カギあり(シングルは内側からのみ)
- 旧船よりもベッドが長い。足も出なくて快適
気になるところ
- 寝転がると、当然ながら揺れは感じる
デラックスシングルではロードバイクの客室持ち込みサービスも
シングル客室からデラックスシングルへのアップグレードは1,800円。
デラックスシングルは
- 部屋も広くて(シングルの2倍以上!)
- ベッドも広くて
- テレビに洗面台まである
豪華な部屋ですので、差額を払ってもいいと思える絶妙な価格です。
さらにデラックスシングルなら、ロードバイクを輪行袋に入れずに乗船して、そのまま客室に持ち込めるサービスも利用可能。
オレンジフェリー新造船は、移動の手段から旅の一部になる
東予港には朝6時に到着。
東予港は都市部の新居浜や今治からはやや離れていますが、無料の連絡バスや最寄りの壬生川駅への連絡バスがあります。
壬生川駅から電車に乗って、今治に到着!
正直なところ、オレンジフェリーの旧船を含めたカーフェリーは、早く・安く着くために利用する、交通手段としての選択でした。
ところがこの新造船は、乗ることが旅行の目的にもなる、思い出に残る豪華で快適な時間を過ごすことができます。
一人旅はもちろん、子供料金ならスイート料金も半額ですし、家族旅行にもピッタリ。
きっとみんなが楽しい時間を過ごせるフェリーです。
もう一度乗りたい!