海を渡り、移動をラクにするフェリーの船旅。
「ロードバイクで遠くに行きたいけど、フェリーに自転車ってどうやって積み込むの?」と、乗せ方を不安に思う方も多いかもしれません。
実は「フェリー」とひとことで言っても、長距離のカーフェリーや、島々を結ぶ旅客フェリーなど、船舶の大きさも、自転車の扱いもさまざまです。
この記事では、フェリーに自転車を持ち込む主なパターンを解説します。
この記事では「主なパターン」を紹介しますが、航路によって扱いがバラバラなので、ホームページを基本に、事前に電話で聞いておけば安心です。
自転車を乗せる方法|フェリーにもいろいろあります
広い意味では、日常の交通手段として使われる貨客船はすべて「フェリー」なのですが、ロードバイクで旅をするときに使う船舶で分けると、大きく3つ。
大型カーフェリー:多くの自動車を乗せる、長距離・長時間航海の大型の船。
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中型カーフェリー:瀬戸内海の島々など、比較的短い距離を結ぶ中型の船。
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旅客船:クルマは載せられず、旅客だけの小型の船。
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大型カーフェリー:輪行袋で手荷物として持ち込み
まずは、大量のトラックや自動車を運ぶカーフェリー。
大阪-東予オレンジフェリーや、新潟-佐渡フェリーのように、長距離を長時間航海する大型のフェリーです。
基本的に、自転車は料金表にも記載されています。
そのままで乗り込むことができますが、料金は高めの場合が多いです。※料金は執筆時点のもの
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- 大阪‐東予オレンジフェリー:軽車両(自転車など)1,650 円
- 新潟‐佐渡カーフェリー:自転車を含む軽車両 3,870 円
- 大阪‐別府さんふらわあ:自転車 2,200円
一般的には、輪行袋に入れれば(手荷物扱いとなって)無料です。
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中型カーフェリー:自転車もそのまま乗船
次に、中型のフェリー。
例えば瀬戸内海の島々を結ぶ、10台程度の自動車を運ぶ船舶です。
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地域の足として使われているので、自転車の運賃も安いことが多いです。
- 広島港(宇品)‐江田島(三高):自転車 220円
- 生口島(洲江)‐岩城島(小漕):自転車 150円
この金額なら、輪行袋に梱包する手間よりも、そのまま乗り込んだほうがラクですね。
自転車は壁に立てかける感じ。
旅客フェリー:航路によっていろいろ
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ややこしいのが旅客船。
クルマは乗れない、小型船舶です。
航路によって、自転車の持ち込みができる/できないがいろいろで、基本的には自転車OKでも、便によってはダメということもあります
航路のホームページ運賃表に「自転車」とあれば安心ですが、念のため、事前に電話で確認すれば余裕ができます。
自転車をそのままでは載せられない航路の場合は、輪行袋で持ち込みます。
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安心して乗るためにも、事前確認しておきましょう
まとめると、自転車でのフェリーへの乗り方は3つ。
- 大型フェリー:軽車両扱いだと運賃が高額。輪行袋に入れて船内持ち込みをおすすめ。
- 中型フェリー:運賃は安い。自転車はそのままで乗り入れ。
- 小型旅客船:自転車が乗れる・乗れない両方の航路があるので注意。運賃は安い。
あくまで大きく分けた事例ですので、念のため、事前に電話で確認するのが確実で安心です。
時間と距離を短くできるフェリーに乗って、良い旅を!
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