石川県との県境から、新潟県への県境まで、富山湾の海岸線を約100kmで走るコース「富山湾岸サイクリングロード」を走ってきました。
公式では県境ギリギリをコースの始終点に設定しているという珍しいコース設定で、ある程度の距離ごとに観光施設が点在しており、まったく退屈しません。
この記事で紹介する1日目の氷見~富山に加えて、2日目の富山~黒部(公式コースは県境の朝日町まで)高低差がほとんど無く、フラットなまま走ることができたのですごく快適。
立山連峰の山々を見ながら海のそばを走るという、すごく贅沢なコースでした!
氷見から走り始めます
新幹線の新高岡駅から在来線の高岡駅を経由して、氷見駅で自転車を組み立ててスタートします。

在来線の新高岡駅は、すぐ横だけどいったん駅舎から出て道路を渡るという珍しい立地。


高岡駅で氷見線に乗り換え。
氷見線は交通系ICが使えないらしく、いったん改札を出て切符を買いなおしました。

氷見線の終点、氷見駅!

氷見市は藤子不二雄A(安孫子素雄)さんの出身地。看板やバスなどにキャラクターがたくさんです。


まずは氷見で行きたかったところ、「魚市場食堂」でお昼ごはん。




お腹を満たしたら、海に沿って(基本的にずっと海沿いです)富山市方面へ。
サイクリングコース案内の標識も見やすくて助かりました。


雨晴海岸
立山連峰を望む景色が有名な「雨晴(あまはらし)海岸」。
女岩(めいわ)のうしろに、富山湾越しに見える立山連峰を眺めることができます。有名な景色ですね

すぐ近くにある、道の駅雨晴で休憩です。
道の駅雨晴
雨晴海岸の景色がよく見える展望デッキと、軽食もあるカフェが嬉しい道の駅。
駐輪場にはサイクルラックも用意されているので、ロードバイクでも立ち寄りやすいです。




海王丸パーク
埠頭の道路を進み、

河口の橋を渡り、

次のポイントは、新湊大橋が架かる富山新港の「海王丸パーク」。
雨晴から8km、氷見からもたった15kmです。
はじめの写真からも見えているほど、意外にも近いのですね。

あっという間に海王丸パーク。
海王丸は、商船学校の練習船として誕生した帆船であり、昭和5年(1930年)に進水して以来、59年間に渡って地球約50周を航海した船です。

富山新港を越えて富山市方面へ。
新湊大橋は上層は車道、下層は「あいの風プロムナード」と付けられた歩行者通路の2層構造になっています。

歩行者・自転車はエレベーターで海面より約47m上空の下層まで上がり、歩いて渡ることができます。
…のですが、通路を480mを歩くのも疲れるので、県営渡船(通称、越ノ潟フェリー)で渡りました。
運賃は無料です。

高岡
県営渡船が渡る富山新港は、万葉線(新湊港線)の越ノ潟駅と接続しています。

この越ノ潟駅と反対側の終点は高岡駅。
氷見から20km足らずですが、すでに充実したサイクリングになっています。
ここで高岡駅に戻ってもじゅうぶん楽しめます。

タイミングが合えば、ドラえもんトラムに乗ることができます。

高岡市は藤子・F・不二雄(藤本弘)さんの出身地。
街中にドラえもんのオブジェがあります。

富山
富山新港から10kmで、神通川を超えると、もう富山市域。

富山駅まで自転車で行っても良いのですが、トラム(富山地方鉄道)の富山港線と並走する道路に出たので、トラムに乗って帰りました。
富山駅で一旦のゴールです。


富山湾岸サイクリングが楽しいぞ!
高岡駅や富山駅を起点にして、在来線やトラムで海まですぐなのも魅力的。(氷見ってもっと遠いと思っていました)
短い距離に濃密な景色が詰まっている富山湾!

翌日の東コース(滑川・魚津方面)へ続く。











